第5回 心をひとつに~つなげようみちのくの未来へⅤ~
このページでは「第5回 心をひとつに ~つなげようみちのくの未来へⅤ~」の概要をご紹介します。
概要
日時 | 2017年3月12日(日) 10:00~15:30 |
場所 | 鎌倉市役所駐車場 |
来場者 | 約5,500⼈ |
特徴 | 鎌倉市協働事業 防災に関する企画を統合発展させ「防災フェア」を開催 |
東日本大震災震災から8年が経過いたしました。
2020年を復興を目処とし、復興庁も廃止予定ですが、現地自治体ではそこまでの復興は難しく、オリンピック等でマンパワーが足りなくなることを危惧しております。 また熊本での地震もあった事から、今回は東北や熊本からの学びを伝える事を目的とし、防災見本市、ワークショップを中心とした防災フェアを実施いたしました。
今後も東北や熊本への想いを馳せながら、防災を考えるきっかけを継続的に作っていきたいと思います。 ご協力いただきました皆様に感謝申し上げます。
第5回実行委員長 蓮見洋平
市長町長会談
鎌倉市とパートナーシティ協定を結んでいる宮城県七ヶ浜町から寺澤薫町⻑が来鎌されました。 松尾崇鎌倉市⻑との対談で、寺澤町⻑は鎌倉市および鎌倉市⺠による復興⽀援への感謝を述べ、被災から6年を経てインフラの復興が⼤分進んでいる七ヶ浜町の現状を説明しました。
町の仮設住宅は2017年3⽉中に全住⺠の⾼台住宅団地、災害公営住宅への移転が完了予定で、3⽉末に仮設住宅の閉所式を⾏うことや、今年ようやく菖蒲⽥浜海⽔浴場の本格的な海開きがあり、町が徐々に元通りになっていく姿を⾒るのは嬉しいものであること、などを話されました。
また、災害発⽣時は前例のないあらゆることに対処する必要があり、⼀刻も早く⼤量の物事を進めるために、多くの判断を現場の職員に任せ、町⻑には事後報告を⾏うという臨機応変の対応が功を奏したことなど、⼤災害からの復興を進めている⾃治体としての経験を語りました。
両市町は、今後も鎌倉市と七ヶ浜町の協⼒関係を継続していくことを確認しました。
聴こう東北の力
本イベントのテーマである「⼼をひとつに」を表現するのは「⾳楽」です。 ⾳楽には⼈の⼼を動かし、聞いた⼈の⼼をつなぐ⼤きな⼒があります。
宮城県七ヶ浜町から「Groove7」と「nana5931」、福島県浪江町から「⾨⾺よし彦&Shimva」、岩⼿県⼤船渡市から「LAWBLOW」、そして鎌倉を代表して「⼩川コータ&とまそん」をお招きし、素晴らしいステージパフォーマンスを披露していただきました。リズムに乗り、メロディーや歌詞に込められた⼼で会場がひとつになりました。
未曾有の災害を乗り越え、新たな東北の未来へ向けて⼒強く歩みを進めている⼈たちの思いを、私たちはしっかりと受け取りました。
出演アーティスト/団体(出演順)
Groove7
アフリカンパーカッションアンサンブル(宮城県七ヶ浜町)
2001年、七ヶ浜国際村を拠点に活動を始めたパーカッションアンサンブルグループ。 アフリカの楽器ジャンベやカシシ、アゴゴなどに加え、マリンバやタムタムなど、演奏する楽器の種類を増やしながら、小学生から社会人のメンバーがプロのミュージシャンの指導を受け活動を続けている。 仙台で開かれる夏の一大イベント「定禅寺ストリートジャズフェスティバル」へ10年以上連続で参加している。
Nana5931
ミュージカルカンパニー(宮城県七ヶ浜町)
七ヶ浜国際村の劇場付きミュージカルカンパニーとして2001年4月に設立。 小学生から社会人までのメンバーで構成された約30名は、毎週木曜日の定期レッスンを中心に活動を行いミュージカルを通じた身体表現の研鑚を重ねている。 2012年8月、東日本大震災の津波被害をテーマにした「ゴーヘ Go Ahead」 の公演を名古屋大学 「豊田講堂」と東京「日生劇場」で成功させ、全国各地から賛辞の声を頂いた。
小川コータ&とまそん
ウクレレフォークソングユニット(鎌倉市)
鎌倉在住の小川コータ(AKB48、ももいろクローバーZ、パク・ヨンハなど曲、詞も提供)と、とまそん (She Her Her Hers)による ウクレレフォーク・デュオ。「由比ヶ浜」「長谷で逢いましょう」「That’s 材木座」など、鎌倉の情景を歌う。2016年は、5月に北鎌倉のお寺で行う”きたかまフェス”を主催し、7月には、鎌倉芸術館でのワンマンライブを成功させる。「きたかまフェス」第2回は、2017年5月6日開催。
門馬よし彦&Shimva
シンガーソングライター(福島県浪江町)
福島県浪江町請戸出身のシンガーソングライター。 東日本大震災により、自宅が津波で流された。 現在は、福島県内を中心に全国でのライブ活動や避難所を回って、歌を通じて人々を励ましている。 今回の震災で、たくさんの人たちの「絆」に出会い、様々な「願い」を受けた。 自らが被災したからこそ言える想いを込めた曲を多くの人に伝えるのが、自分の役目であると考え、歌い続けている。3年連続の出演。
LAWBLOW
J-POPユニットミニライブ(岩手県大船渡市)
MC: SLD(エスエルディー) / SINGER: STOCK(ストック)
岩手県大船渡市在住。 全国の多くの復興イベントにゲスト出演。 2011年7月27日、1stアルバム『復興者』を発売、「家に帰ろう」が ”NHKいわてみんなのうた”に選出され、人の心に寄り添える寄添歌として、性別・年代を超えて、多くの支持を受けている。 2014年7月11日、3rdアルバム『寄添歌』リリース。 今回で4年連続、4回目の出演。
買おう東北
東北物産展 | 岩手県・宮城県・福島県各地の物産販売、農産物・海産物販売など |
被災地から離れた場所からでも可能な⽀援の⼀つである、物品購⼊。
被災地域の⾃⽴的な復活、そして継続的な経済活動のためには、⽣産 → 販売 → 収益がスムーズに循環することによる⽣活基盤の再構築が不可⽋です。
会場には陸前⾼⽥のおやき、七ヶ浜の海苔など各地域の特⾊を活かした農漁業⽣産品や⼯芸品などが並びました。
味わおう東北
東北グルメ屋台 | サンマつみれ汁(岩手県大船渡市) カキ小屋(岩手県大船渡市) マグロステーキ(宮城県塩竈市) ムール貝のオリーブオイル蒸し(宮城県女川町) 七七巻(宮城県七ヶ浜町&鎌倉七里ガ浜) なみえ焼きそば(福島県浪江町) 野菜のお味噌汁(福島県南会津町) サンマ塩焼き 焼きホタテ 蒸し焼き牡蛎 カジキメンチ 東北郷土菓子 東北きき酒Bar他 |
毎年開場前から⾏列になる振舞い塩焼きサンマ(1,000尾)、蒸し焼き牡蠣、ホタテ焼き、マグロステーキ、カジキメンチ、さんまのつみれ汁、七七巻、ムール⾙のオリーブオイル蒸し、会津こづゆ、熊本のあか⽜焼き、なみえ焼きそば、東北地酒の利き酒Barなど郷⼟⾊豊かな屋台が揃い、昼過ぎには完売する屋台も多く⾒られました。
来場者及び出店者には、リユース⾷器(和器)によるゴミの削減やリサイクルのための分別回収に協⼒していただきました。
防災フェア
防災体験コーナー | ハシゴ車乗車体験 国交省自然災害体験車 起震車体験 けむりハウス体験 救急車・救助工作車の展示 |
防災見本市 | 最新防災グッズの紹介、展示販売 |
パネル展示 | 鎌倉市内の各団体や個人による活動報告、パネル展示など |
子供向け企画 | ALL鎌倉防災かるた 防災ゲームなど |
スタンプラリー | 防災体験コーナーでスタンプを集めて景品と交換 |
私たちが忘れてはならないのは、災害がもたらす⾮情な現実、それと引き換えに得られた多くの経験や教訓です。
当時を伝える写真パネルや、各団体の活動紹介を皆さん真剣な様⼦で⾒聞きしていました。 ⼦供向けの企画として「防災かるた」「ハシゴ⾞乗⾞体験」「防災スタンプラリー」などを企画し、防災を⾝近に感じてもらいました。
3.11ALL鎌倉実行委員会(2017)
実行委員長 | 蓮見洋平 |
主催 | 3.11ALL鎌倉実行委員会(鎌倉市協働事業) |
後援・協力 | 鎌倉市観光協会 鎌倉市社会福祉協議会 鎌倉市市民活動センター運営会議 |
構成・協力 | 鎌倉市資源回収協同組合青年部 東北ココロつなぐプロジェクトin鎌倉 Share Heart KAMAKURA K-breeze 大船to大船渡 七七支援隊 鎌倉に震災銭湯をつくる会 鶴岡八幡宮槐の会 鎌倉ユネスコ協会 SAVE TAKATA 愛と勇気とさんまプロジェクト カトリック雪ノ下教会 紙芝居師なっちゃん みんなでつくろう湯たんぽカバーの会 キャンナス ちきゅうの子22 NPO遊風 市職員ボランティア いざ鎌倉隊 鎌倉市社協職員会ボランティア 株式会社ニューテックジャパン(テント提供) 大川商店 ほか市内・県内ボランティア団体(順不同) |
防災車両協力 | 国土交通省関東地方整備局京浜河川事務所 防災コミュニティーネットワーク(BCN) 鎌倉消防署 |
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